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コラム(6) 寿

「ジュルのしっぽ」を世に送り出してくれた川股さんが、
本日をもって出版社を寿退社される。

ご結婚おめでとう。
そして、お疲れ様でした。

最後の仕事が「ジュルのしっぽ」でよかったのか悪かったのか。
わたしは川股さんに、かなりたくさんの迷惑をかけてきた。

「出版社には数十冊のうちの一冊でも、わたしには一生に一冊なのだ」
そう強い決意で望んだものだから、写真の大きさからレイアウト、文字の種類や大きさ、
色合い、風合いなどなど、いちいち要望を出し、相当やりにくいタイプだったと思う。
そんなわたしにできること・できないことをひとつひとつ説明して、
とことんつきあってくださって、ほんとうにありがとう。

「言うだけなら、ただなのだ」
そう開き直っていたものだから、寄付金が1冊70円じゃショボイとか、
締めきりが疾うの昔にすぎているのにどうしても変更したいとか、
言いたい放題だったのに愛想を尽かさず(尽いてたかな?)
最後の最後まで相手をしてくださって、ほんとうにありがとう。

一生に一冊と思ってつくった本を、川股さんと組めてよかったです。
川股さんにとって最後がわたしでよかったかどうかは自信ありませんが。
ジュルとの貴重な思い出をつくってくれて、ほんとうにありがとう。

心から感謝しています。ありがとうございました。
そして、お幸せに。

山崎 花奈



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コラム(5) 補足解説

「たとえ言葉は交わせなくても、心は交わせるということ」について。

ヒトは言葉で心の中を表現できるばっかりに、心を汲み取る力が退化してしまったのかもしれない。
言葉を交わせない代わりに、ネコやイヌはわたしたちヒトよりも心を汲み取る力が優れているように思う。
わたし達が自分自身でも気づかないような小さなサインをみつけて、病院に連れて行こうとしていることや、薬を飲ませようとしていることが、どういうわけかバレてしまうのも、そう考えると辻褄があう。
ジュルやチャイや公園のネコたちが、はじめて対面した時にみせたあの緊張感。
目、耳、鼻、持てるすべてを尽くして全神経を集中して、わたしの動きや声、表情をとらえて心の中を探ろうとする集中力をたしかに感じた。
これは逆に、わたしがもしその心を汲み取る力をちょっとでも身につけることができたなら、ジュルの心の中を感じることもできるということになる。
ジュルの目や耳やしっぽの動き、姿勢や鳴き声の違いを注意深く観察して心を汲み取るように努力すれば、はじめは思い込みが多いだろうけれど、だんだんと本当に心を交わせるようになれると思う。
きっと言葉を持たなかった頃の人類にはちゃんとできたことなのだろうから、努力さえすれば意外と簡単に身につくのかもしれない。
忙しさにかまけないで、ジュルとの時間をできるだけ濃くしていこう。


コラム(4) 感想に感謝感激。

ぶわっと涙が溢れでた。
「出版してよかった」
そう心底思ったのは本ができた時でも、重版になった時でもなく、
読んだ方からの感想をいただいた時だった。

いままで“感想”をもらうようなことをしたことがなかったので、
こんなにうれしいなんて知らなかった。
ブログのコメント欄やメール、出版社に届く愛読者カード、オンライン書店のレビュー。
すべて拝読させていただいています。
感想を送っていただいた方には、心から感謝。
本当にありがとうございました。


コラム(3) 時系列でみる『ジュルのしっぽ』

物語のようにペラペラと読み進んでもらうために、本には日付を入れませんでしたが、
ブログ『ジュルのしっぽ』はもともと、日記としてつけてきたので、
書籍版『ジュルのしっぽ』はわたし達が過ごした時間の流れのとおりになっています。

日付で追うと、こうなります。

05/ 7/ 9 駐車場ではじめてジュルと出会う
05/ 7/25 台風7号、東京に接近
05/ 7/26 朝、ジュルを保護。夜、台風7号房総半島に上陸。大雨。
05/ 7/27 動物病院へ。ネコエイズ陽性判明。家族にすることを決める。
05/ 7/29 ジュルと命名
05/ 8/22 避妊手術
05/ 9/13 オモチャではじめて遊ぶ
05/11/19 ジュルハウス完成
06/ 3/25 ブログ『ジュルのしっぽ』開設
06/ 7/ 8 引越し
06/ 9/ 1 散歩をはじめる
06/ 9/25 キャットシェルフ完成
06/11/ 8~旅行にいくようになる(ネコタビ)
07/ 5/18 スズメの居候
07/11/ 1 はじめて服を着る
07/12/ 8 子ネコ(チャイ)を保護
07/12/24 チャイが正式に姪っ子のイエネコになる

本と照らし合わせると、時間の経過や季節も感じられると思います。
いまも現在進行形で、書籍化やチャイの成猫式と続いています。
さてさて、これからはなにが起こるのでしょう。。。


コラム(2) 書籍化って大変。


 書籍化されているブログを拝見していて、〆切に追われて大変そうなイメージがあった。
そして、それは想像を超える大変さだった。打ち合わせでスケジュールを聞いて、こりゃ大変だと思った。
どのぐらい大変かというと、「たったの3日で本の内容がだいたい決まっていないとダメ」という感じ。そんなの無理だよ~。
打ち合わせをした日から3日後には、本の大まかな内容と選定した画像の〆切。それに基づいて出版社が3日後に台割を決定。そこから10日後に原稿の〆切。そこから3週間で色の確認や文章の修正を経て、印刷所に渡してできあがり。あれよあれよと本になっちゃう。 
知人が出版系の仕事に関わりがあることもあって相談したら、その最初の3日間ではっきりと自分の構想をつくた方がいいという。つくれれば、自分のイメージどおりの本になるだろうけれど、構想がなければ出版社さんにすべてお任せになる。当然、わたしのイメージとは違うものになっても仕方がないのだと。
 本になるなら、自分で納得できるものをつくりたい。
 そこでまず、実際の本を手にしてイメージを膨らませるために本屋さんにいくことにした。
本の大きさは、最近ブログ本では主流のA5変型とかいうサイズで、ソフトカバーが読みやすいかな。厚さは最低でも112頁ぐらいはほしい。写真集だけど読みすすめる感じの本にしたい。表紙カバーは油絵のキャンバス生地みたいになっていて温かみがあるものを。写真の感じはツルツルしてない落ち着いた感じの紙質がいい。色はたくさん使うのではなくてブログで使っているブラウン、オレンジ、ベージュ系統でナチュラルな感じで統一。字の大きさはこのぐらい、などなど。外観はかなりこまかく好き勝手にイメージした。
 不思議なもので外観がイメージできたら、自然とストーリーもなんとなくできてきて、コンセプト、章立て、あらすじという順番で、さらさらとできていった。写真もそれに合わせて選定すればいいわけだし。
デザインの印象、色の感じ、写真の大きさや明るさ。こういうことも全部、イメージがあったから嫌なものは嫌といえたし、担当の方やデザイナーさんも耳を傾けてくれたのだと思う。本当にお手数をお掛けしてしまった。ご協力に心から感謝。
 こうして書籍版「ジュルのしっぽ」は世に出ることになったのです。



コラム(1) 伝えたいこと。

本で伝えたいことは、なんだろう。
そう考えて行き着いた<伝えたいこと>をひと言でいうと、
「いつもの日常は、本になるほどしあわせなことなんだ」ということ。

はじめの本のコンセプトは、こうだった。

どこにでもあるような駐車場にいた
どこにでもいるようなノラネコと
どこにでもいるようなヒトの
どこにでもあるようなお話。

ジュルとわたしはアイドルネコでも作家でもなく、ただのノラネコと主婦だもの。
そんなありふれたお話が本になってしまうのだから不思議。
出版のプロである方々が本にしたいと思ってくれたのだから、きっとなにかあるのだろう。

感動的で劇的なお話ではないけれど、
きっと、日常にあたり前のことなんて何ひとつなくて、
いまここにある日常が、本になるほどしあわせなことなんだと思う。
そんな毎日がどこにでもある。そこにも、ここにも、あそこにも。
そんな毎日を過ごさせてくれるジュルに感謝しなくては。


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